前記事の続きです♩
午後は、カサ・ミラからほど近く、バルセロナのメインストリート、パセジ・ダ・グラシア通り沿いにあるカサ・バトリョへ。同じくガウディが集合住宅として完成させたものです。
わ〜〜素敵〜〜!
本当に集合住宅として建てられたの?と思うほど凝っていて、もはやアート。建物の壁は「海」がテーマらしい。確かに、建物正面は波打つ感じが見て取れるし、壁に貼られるモザイクも珊瑚礁っぽい。
あれ、ドアマンがいる。なぜ。その秘密は後で分かります^^
とても人気な観光スポットなので事前予約は必須◎
学生でも29.00€とやや高め。なんならサグラダファミリアよりもお高い。
なんでそんなに?と思いながら、カサ・バトリョの中へ入ります。
おー、近くで見ると、細部までこだわりがあるのが分かります。ガウディの特徴、曲線美がここでも見られますね。
中へ入ると、かなりしっかりしてるタブレットと可愛らしい水色のイヤフォンが渡されます。
この時点で、あ〜これは結構力入れてるなぁ!と感じます。日本語のオーディオガイドありです◎
プロジェクションマッピングからスタート。非常に今っぽい。
どんどん進んでいくと、
突如現れる吹き抜けの空間。水色のタイルも「海」を表現している感じ。
カサ・バトリョの順路は下から上で、最後は屋上まで行きます。
↑こちらの階段も素敵。手すりの部分も波打っている感じで非常に凝ってる。
↑こちらは木製の螺旋階段。この天窓は、亀の甲羅を再現していて、その中の丸の集まりは海中の気泡を表現しているそう。
まるで海の中にいるみたい。
2階へあがると、外からみた大きな窓の部屋に辿り着く。
光が十分に差し込んでとても明るい空間。
こうゆう細かい部分も美しい。細部まで「海」を表現していて、ガウディ特有の曲線美が活きてる。天井も渦巻いちゃってる。スゲ。
中庭も。
↑これは部屋に、空気を取り入れるためのもので、オーディオガイドでは
このように絵が浮かび上がりました。ガイド曰く、「この建物は集合住宅のため、光と空気はとても大切。ガウディはここに、空気を取り込むための機能的な空気孔を作ったが、それは魚の呼吸によって、エラがひらひらと動く様子を彷彿させ、まるでこの建物が生きているように設計した。」と。(私の要約ですが)
逆に言うと、ガウディは自然(生き物や植物)の要素を取り込むことによって、住環境を邪魔するような設計は決してしなかったということ。
ここにある全ては、機能性と自然的テーマの両方を兼ね備えてるということです。(私の解釈ですが)
どんどん上へ登っていくよ!
↑小窓の先には、天窓があり、そこから入る光がこちらにも入ってくる。とても計算されてる。
まだまだ上がりますという所で、あれ?これお店かな。よく見てみるとCartierです✨なるほど、さっきのドアマンはCartierの人だったんですね!なんて素敵な、、いつかここで、、と思いながら。
上がります。
だいぶ最上階に近づいてきました。
気づいた方もいると思いますが、上に上がっていくにつれて、タイルの色がだんだんと濃くなってます。
最上階へ来ると、こんな廊下が。天井をアーチにすることによって柱を立てる必要なくなるので、それによって内部空間を広くできるそう。
やっと、屋上に出ました!可愛らしい煙突があちらこちらに。
↑こちらが正面の屋根の部分を、裏から見た形になります。諸説あるそうですが、この屋根は、カタルーニャ州(バルセロナはカタルーニャ州)の伝説に出てくるドラゴンの背中を表現してるとか。
屋上からの景色も素晴らしい!
いや〜〜めちゃくちゃ見応えある!これは料金が高めな理由もわかる。
すごくおすすめです!★
ちなみに、帰りの階段を下がっていくと、
いくつものチェーンが連なり、ここでも「海」を表現していることがわかります。ちなみに、これは我が日本の建築家・隈研吾さんが設計担当したそうです。誇らしすぎる。
見るポイントが多すぎて頭が追いつかなかったけど、とても素晴らしい建築。
ブログでこんなに真面目に書くつもりはなかったんだけど、ガウディの建築を見たら書かずにはいられない!それほど素晴らしかったということです!
カサ・バトリョについてより詳しく知りたい人はこの方の記事を見てみてください◎↓
【2021年コロナ禍 最新版】完全解説 カサ・バトリョ ~海をイメージとしたガウディ建築の傑作~ | バルセロナ ウォーカー バルセロナ ウォーカー
この日、もう一つガウディ建築見に行きます!
詰め込みすぎな1日ですね。笑笑
See you again !